シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

生命に関する諸問題Ⅱ

開設大学 愛知学院大学
科目コード 291020
担当教員 菅 さやか(教養部講師)


岡島 秀隆(教養部教授)


菅原 研州(教養部講師)


三浦 雅彦(文学部非常勤講師)
学年配当 2年, 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 木曜日
開講期間 秋学期
開講時間割1 3限 13:30 ~ 15:00
教室 日進キャンパス
募集定員 若干名
募集時期 4月, 9月
開講期間 9/16~1/22
講義概要 【授業の概要】
「生と死」というテーマは古来からいろいろな立場や視点から探求されてきました。現代では、脳死や尊厳死、再生医療、出生前診断など、生と死をめぐる様々な社会問題が起きています。生命に関する諸問題Ⅱでは、生と死をめぐる問題について、仏教学・思想史・宗教学・哲学・心理学などの人文・社会科学系分野の多様な観点から考察し、生きるということおよび死ぬということの意味を見出していきます。
【授業の到達目標】
人文・社会科学系分野の観点から、人間について多面的により深く考えられるようになること。また、自分なりの「生命観」・「人生観」・「死生観」を築き、積極的かつ充実した生き方を発見すること。
【授業計画】
1.ガイダンス (菅原・三浦・岡島・菅)
授業のスケージュールや評価方法、各担当教員が扱うテーマなどについて説明をします。
2.仏教の生命観・死生観1(菅原)
仏教を開いたゴータマ=ブッダの生命観・死生観を学びます。
特に、縁起思想を基本に、三法印の1つである諸行無常などの思想から、我々の生命や生死についてどのように考えられるのか、学びます。
3.仏教の生命観・死生観2(菅原)
大乗仏教思想の1つである「唯識」から生命観・死生観を学びます。特に、唯識で主張されている、我々の自己存在に基底的に関わる「阿頼耶識」を学び、唯識で説かれる輪廻観から我々の生命や生死をどのように考察できるのかを学びます。
4.仏教の生命観・死生観3(菅原)
大乗仏教思想の1つである浄土思想から生命観・死生観を学びます。
特に、浄土思想は現在の終末医療に関わるビハーラ活動などの実践に活用されますので、現代の問題に繋げて考えます。
5.江戸時代の日本人の生と死1 (三浦)
「鈴木正三の思想―死生観を中心にして―」
戦国末期の三河に生まれ、幕府の旗本となりながらも仏門に入り、自らの戦場体験や臨死体験を死生観に盛り込みながら「仁王禅」を確立した鈴木正三(すずき・しょうさん)を取り上げます。
6.江戸時代の日本人の生と死2 (三浦)
鈴木正三についての講義の2時間目。正三の言葉を追いながら、仁王禅の形成と死生観の確立との因果関係を中心に扱っていきます。
7.江戸時代の日本人の生と死3 (三浦)
「信覚恵中と鈴木正三―死生観の視点から―」
鈴木正三の弟子として仁王禅を継承した信覚恵中(しんがく・えちゅう)に関する講義。正三の教えを受け継いだ弟子の死生観の特色について扱います。
8.江戸時代の日本人の生と死4 (三浦)
「『葉隠』と鈴木正三―死生観の視点から―」
鈴木正三の直弟子らがいた佐賀藩で読み継がれた『葉隠』(はがくれ)を取り上げます。「武士道とは死ぬことと見つけたり」という有名な言葉から始まるこの書の死生観を読み解きます。
9.宗教・哲学における生と死1 (岡島)
「哲学は死をどのように考えてきたか―ソクラテス・ハイデガー・ジャンケレヴィッチなど」 西洋哲学の賢者たちが死をどのように捉えて来たかを考察する。
10.宗教・哲学における生と死2 (岡島)
「絵本の中の死生観―谷山俊太郎・佐野洋子など」 絵本界の巨匠たちが死をどのように伝えたかったかを考察する。 
11.宗教・哲学における生と死3 (岡島)
「現代人の死生観-ロボット・サイボーグ・アンドロイドなど」 現代科学技術の進歩と現代人の死生観の変移を考察する。
12.「死への恐怖に対処する存在としての人間」
3回の講義を通して扱う存在脅威管理理論の基本概念について説明します。
13.心理学における生と死2 (菅)
「死への恐怖が心の働きに与える影響」
存在脅威管理理論に基づき、人が死に関する情報に接触したり、想起したりした場合に、どのような心の働きによって、どのような行動をとるのかについて説明します。
14.心理学における生と死3 (菅)
「死への恐怖を乗り越えてよりよく生きるために」
死の恐怖から逃れるために人間が身につけた心の働きが、社会にどのような問題をもたらすかについて説明し、それを乗り越えるための方法を提案します。
15.4名の教員が、いくつかの共通したテーマに基づいて、それぞれの立場から生と死について議論します。受講生の皆さんにも、議論に加わっていただき、自分なりの生命観や死生観を見出していただきます
テキスト・参考文献 テキスト:特に指定するものはありません。各担当者が随時、提示します。
参考文献:『存在脅威管理理論への誘い』 脇本竜太郎 サイエンス社 1,600円+税 978-4-7819-1309-4 菅担当回分
『仏教の思想(全12巻)』 梅原猛 他 角川ソフィア文庫 1,000円+税 他 978-4-0419-8501-4 菅原担当回分  その他、各担当者が随時、提示します 。
試験・評価方法 各教員が、毎回の講義中または担当講義終了時にレポートを課します。4名の教員それぞれがレポートを評価し、それらの合計または平均点を最終評価とします。
各教員の講義は3~4回と短いため、毎回出席していなければ、内容を理解することが難しくなります。また、4名の教員の講義を全て受講することによってはじめて、多面的に生と死について考える機会となるため、以下の条件に当てはまる場合は、失格とします。
1. 各教員の講義を2回以上欠席した場合
2. 各教員が課すレポートのうち、1名以上のレポート課題を全く提出しなかった場合
別途必要な経費
その他特記事項 春学期開講の「生命に関する諸問題Ⅰ」も合わせて受講することを推奨します。
欠席をするやむを得ない事情がある場合には、その事情が説明できる資料を持って、各教員に申し出てください。
講義中の私語や、許可なくスマートフォン・携帯電話を操作することは厳に禁止します。
教員の学会出張や病気等で講義の順番が変更される場合は、他の教員が授業します。変更の場合、事前に通知します。しがたって休講は原則としてありません。
科目名(英語) Current Issues in Life Science Ⅱ

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