シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

中国文化社会論

開設大学 名古屋学院大学
科目コード 293525
担当教員 黄 名時
学年配当 2年
単位数 2単位
曜日 木曜
開講期間 春学期
開講時間割1 4限 15:05 ~ 16:35
教室 名古屋キャンパス白鳥学舎希館404教室
履修条件 2年生以上
募集定員 若干名
募集時期 4月
開講期間 4/5~7/24
講義概要 明治の脱亜入欧から100年有余を経た今日、日中間では経済、科学技術、教育、文化など多方面にわたって曾てない人的物的交流が幅広く行われている。親日の爆買が急増し、中国が意識として再び身近な存在になっている。講義では、ダイナミックな多様性を特色とする巨大中国の様々な文化事象と社会様相を紹介する。特に、歴史と文化、国家と社会、中央と地方などの中華世界の諸問題を中心に、中国の文化・社会の歴史的変容と現代的課題について考察する。
悠久の絢爛たる文化を有する歴史の国―中国。恐らくその中国はほとんどの学生にとってとても遠い存在であると同時に、しかし何かと気になる隣国でもあろう。日本と中国とは古来、一衣帯水の隣人、つまりお隣同士の間柄であり、今や漢字の筆談でコミュニケーションを図ることができるのは世界広しといえども唯一中国人と日本人しかいない。
今日、欧米諸国以外では唯一中国のみが国連常任理事国であり、中国語は国連公用語の一つにもなっている。東アジアの歴史は古代から現代にいたるまで常に中国を中心に展開してきた。中国文化圏に属する周辺の日本や朝鮮・琉球およびベトナムその他東南アジア・南太平洋などの国々は、時に衛星国として政治的にも文化的にもその影響を強く受け続けてきた。秦漢時代に中国を宗主国とする朝貢・冊封体制が構築され、これが、以後二千年間にわたって継承された華夷秩序として知られるものである。
超大国中国は多民族国家であり、今も56もの民族が暮らしている。北京や上海など富裕層が集る大都会もあれば、雲南省や甘粛省など貧困な人々の多く住む地方もある。
授業では中国の地理・歴史のほか、衣・食・住、教育、余暇・レジャー、社交、冠婚葬祭、伝統行事、信仰・宗教、少数民族、ジェンダー、学生生活、就活・婚活、少子高齢化の問題など、今日の中国の生活実態やライフスタイルについて幅広く講授する。
中国とはどのような国なのか、中国の言語とはどのような言葉なのか、悠久の歴史と雄大な国土の中で育まれてきた大陸文化の特質を解説し、今日の中国社会に対する理解を深めていきたい。
1. 中国の文化&社会へのアプローチ
2. 中国 ―力の王朝の歴史―
3. 日中文化交渉史 ―唐長安城と遣唐使―
4. 中国文明の進化と停滞
5. 中国文化の特質 ―円卓を囲んで―
6. 日中の懸け橋(1) `火鍋`&エリート教育
7. 日中の懸け橋(2) カリスマブロガー&建築家
8. 新人類バーリンホゥ&中国ブランド
9. 中国への日本企業のアウトソーシング
10. ジェンダーと社会の課題 ―ワーキングプア&女性の貧困―
11. 中国の婚活&結婚事情 ―新旧社会3世代の比較―
12. 中国の女性 ―億万長者・料理人・スポーツ選手―
13. 中国雲南省の少数民族と地域開発ブーム
14. 中国の人気ファッション
15. スーパーパワー中国の復興
16. 定期試験期間
テキスト・参考文献 【参考書】
『中国文化史大事典』 黄名時ほか 大修館書店
『現代中国の社会とくらし』 姜波ほか 大学教育出版
『中国の暮らしと文化を知るための40章』 東洋文化研究会 明石書店
『中国の衝撃』 溝口雄三 東京大学出版会
『日中逆転 膨張する中国の真実』 日本経済新聞社 日本経済新聞出版社
『漢民族と中国社会』 橋本萬太郎 山川出版社
試験・評価方法 授業態度と毎回の小テスト評点(50%)および学期末テスト(50%)の成績でもって評価する。
毎週講義の最後に小テストを課し、授業内容について受講生に感想・意見・論評・質問等を答案用紙に書いてもらい文章力を評価する。
別途必要な経費 特になし
その他特記事項 【学習到達目標】
昨今の中国大陸では、14億人の力が突然解き放たれたかのように、全土が活力に満ち溢れた様相を呈している。講義ではいくつかのテーマに分け、勢いの凄まじい中国の現状を一つ一つ理解できるように工夫をしていきたい。
受講生が、中国の伝統文化と風俗習慣・日常生活および最新の社会事情について全般的な基礎知識が得られることを学習の目標とする。
教室では折を見て、中国の社会環境や街角・暮らしぶり・人々の素顔など中国現地の最新状況を映したVTRのビジュアル映像資料を用い、目と耳からの情報で現在の生きた中国の姿を感じ取ることができるようにしていきたい。
【履修上の注意】
出欠は教室のカードリーダーで読み取りCCSで集計するので、受講生は必ず学生証を携帯し自己責任で管理すること。学生証を忘れた場合は当日申し出ること。過去形の出席の届け出は認められない。 
遅刻3回で欠席一回とする。30分以上の遅刻は欠席扱い。1/3以上の授業欠席で失格となるため特に注意をすること。
講義ではレジュメ資料とVTR映像を見るとともに、毎回、講義後にレポートを書くことにより講義内容がきちんと把握できるようにする。
*中国人にとって日本は異郷の地、なのに懐かしく親しみを感じる国という。日本に触れて安堵するのはなぜか。それは懐かしい故郷と重なり、中国の古い記憶が日本の地に溢れ息づいているから、という。中国人のこのような感触を理解するために、チャンスがあれば彼らとのコミュニケーションを進めていくことは中国の文化社会を深く学習する上で極めて重要かつ効果的である。
【事前事後学習】
下記【参考書】の中から少なくとも1冊を選んで読み、中国の文化と社会に対して一定の知識を得ておくこと。
なお、中国の文化・社会に関連する講義として他にNGU教養スタンダード科目があり、春学期に「中国文化入門」を開講し、秋学期には「考古学入門 ―古代の中国とその文化遺産―」を講授している。中国の文化社会に関心のある学生は、この2科目も合わせて履修するとよい。
*中国では秦漢時代以降(前3世紀~)朝貢・冊封体制が構築され、日本もかつては「中華世界」と深くかかわる時代が長くつづいた。受講にあたって、日本の中国文化受容と日中交流史について、事前・事後に知識と情報を得ておくことが望ましい。
科目名(英語) Chinese Culture and Society

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