シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

無機化学特論

開設大学 名古屋大学
科目コード 290127
担当教員 高木 秀夫(准教授)
学年配当 3年
単位数 2単位
曜日 月曜日
開講期間 春学期
開講時間割1 1限 08:45 ~ 10:15
教室 東山キャンパス理学部A館322室
履修条件 特になし
募集定員 5
募集時期 4月
開講期間
講義概要 化学現象は量子力学的原理に支配されていると考えられているが、基礎科目の授業ではその関わりがなかなか見えてこない。この講義では、量子力学的概念を化学現象と結びつけるために必要な群論の基礎を解説することによって、受講者が分子軌道や電子遷移、分子振動の分析法に習熟してもらうことを目的としている。
この授業を履修することによって、受講者は「(1)各種の点群とその対称要素(操作)について説明できる、(2)指標表に基づく色々な演算ができる、(3)簡単な分子や金属錯体の分子軌道が自在に描ける、(4)色々な分子の基準振動モードをもとめることができる、(5)電子遷移の禁制と許容が判断できる、(6)振動分光における許容と禁制が判断できる、(7)金属錯体の構造に応じてd−軌道分裂の様子を描き、各軌道を帰属することができる」ようになることが期待される。具体的な内容を以下に記す。
1.群論入門1(分子の対称性と点群)
2.群論入門2(指標表のなりたち・規約表現・指標表の性質)
3.群論入門3(指標表の使い方/群軌道・分子軌道法の概念と指標表)
4.群論入門4(分子の振動と指標表~IR・Raman分光法入門)
5.光の吸収と群論 (指標表と電子遷移~遷移ダイポールモーメントに基づく禁制遷移と許容遷移の判定~)
6.錯体化学と群論1(電子状態と項:球対称場から弱配位子場〜強配位子場)
7.錯体化学と群論2(対称性の低下にともなう軌道分裂:Kugel群と部分群)
テキスト・参考文献 テキスト:高木秀夫著「量子論に基づく無機化学」名大出版会(2010)
参考書:S.F.A.Kettle著「Symmetry and Structure-a readable group theory for chemists」Wiley (1995)、高木秀夫著「基礎から学ぶ量子化学」三共出版(2012)など
試験・評価方法 レポートの成績と期末試験の結果から総合的に評価する
別途必要な経費
その他特記事項 この授業は数学に深く立ち入らないで、物理学や数学が苦手な人にも群論が理解できるように工夫されているので、数学が苦手な方にも推奨する。この科目を履修するためには、学部基礎過程で無機化学と有機化学の基礎の他、量子化学/量子力学の基礎に関する講義を履修している必要がある。
科目名(英語) Advanced Inorganic Chemistry

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