シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

日中関係論

開設大学 愛知大学
科目コード 290813
担当教員 砂山 幸雄(現代中国学部教授)
学年配当 2年, 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 水曜
開講期間 後期
開講時間割1 1限 09:00 ~ 10:30
教室 名古屋キャンパス
募集時期 9月
開講期間 9/20~1/17
講義概要 テーマ:日中関係の基本問題とその背景
概要:近年、日中関係は「国交正常化以来、最悪の状態」といわれるようになった。一時ほど険悪ではなくなったとはいえ、改善したというにはほど遠い状態が続いている。両国の間には、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる領土問題や、首相の靖国神社参拝に象徴される歴史認識問題など、容易には解決が難しい問題が横たわっている。しかし、日中双方にとって日中関係がきわめて重要な二国間関係であることに変わりはない。しかも、両国は世界第2位と第3位の経済大国である。日中関係の今後のあり方は、両国だけでなく東アジア、さらに世界全体の平和と発展にとっても大きな影響をあたえることは間違いない。
この講義では、1972年に実現した「日中国交正常化」のプロセスを検証してから、日中関係の現状と今日直面している諸問題(領土問題、経済問題、世界戦略問題など)について考察する。履修者のなかには学習背景が異なる留学生が含まれることを考慮して、まず日本と中国(場合によっては韓国)の初中等教育で日中関係がどのように教えられてきたかも紹介し、両国間の認識ギャップについてともに考える機会を提供したい。日中関係が良好ではない原因として、両国民ともに日中関係の現実に対する正確な理解を欠いたまま、マスコミの流す一方的な情報に流されていることも大きい。現実を正しく知ることは、問題解決のための大切な手がかりとなる。なお、この授業は日本理解・発信力育成をめざす「さくら21」科目の一つである。
講義形態:講義形式を基本とし、ビデオ映像も利用する。リアクションペーパーを通じて、受講者も能動的に授業に参加するアクティブラーニングを追求する。日中関係の現場に携わる外部講師を招いて講演してもらうことも予定している。
スケジュール:
1.イントロダクション-日中関係の現状
2.歴史的背景(1)―アジアの近代のなかの日本と中国
3.歴史的背景(2)―日本の侵略と中国
4.歴史的背景(3)―日中戦争と戦後処理
5.歴史的背景(4)-中華人民共和国の成立とその後
6.日中国交正常化(1)―国交正常化まで
7.日中国交正常化(2)―田中訪中と「日中共同声明」
8.日中国交正常化(3)—日中平和友好条約と「日中友好」の時代
9.日中友好時代の終焉
10.日中関係の現状と問題(1)―歴史認識をめぐる問題
11.日中関係の現状と問題(2)―経済関係をめぐる問題  
12.日中関係の現状と問題(3)―領土・領海をめぐる問題
13.日中関係の現状と問題(4)―排他的経済水域をめぐる問題
14.日中関係の現状と問題(5)―国民間の相互イメージの問題 
15.外部講師による講演
テキスト・参考文献 テキスト:テキストは用いない。授業中にプリントを配布する。
参考文献:
基本的なものとして
・国分良成・添谷芳秀・高原明生『日中関係史』有斐閣、2013年
・毛里和子『日中関係』岩波新書(新赤版1021),2006年
・岡部達味『日中関係の過去と将来』岩波現代文庫,2006年
・服部龍二『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』中公新書[2110]、2011年
・梶谷懐『日本と中国経済―相互交流と衝突の100年』ちくま新書、2016年
・高原明生ほか編『日中関係史 1972-2012』全4巻、東京大学出版会、2012年
試験・評価方法 ・授業参加度(受講回数10回未満のものは評価対象としない)30%、期末試験の成績70%の加重で評価する。
・日中関係の基本的事項を中心とした授業の理解度を成績評価の基準とする。
別途必要な経費 特になし
その他特記事項 ・高校時代に使った「日本史」「世界史」(留学生はそれぞれの国の「国史」や「世界史」)の教科書を捨てないで、参考にしてください。
科目名(英語) Theory of Japanese and Chinese Relations

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