シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

人類文化学特殊講義(縄紋文化論)

開設大学 南山大学
科目コード 294417
担当教員 大塚 達朗(人文学部教授 )
学年配当 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 月曜, 木曜
開講期間 秋学期
開講時間割1 4限 15:15 ~ 16:45
教室 FB2教室、人類学博物館
募集定員 2
募集時期 4月, 9月
開講期間 11/17~1/27
講義概要 【副題】
縄紋文化の見直し

【授業概要】
この授業は講義形式でおこなわれる。
縄紋文化は、日本列島内で独特・固有な変遷を示す縄紋土器を育んだ文化という了解に加えて、農耕に依存しないが、高度な定住性を示す狩猟民による特異な文化と理解されるようになった。列島外の諸先史文化とは没交渉で列島内に高度で特異な内容の単一な新石器文化であることが強調されてきた。はたして、縄紋文化は単一で固有な文化といいきれるのか、むしろ複雑な由来の多文化的複合の可能性があることをデータの解説と人類学博物館の所蔵資料とから解説する。

【到達目標】
1. 縄紋文化研究の歴史を理解している。
2. 型式編年研究成果から土器型式の広がりの意味を理解している。
3. 食料獲得行動のモデルを理解している。
4. ドングリ利用の意義を理解している。
5. 古環境データから文化の見直しを行う方法を理解している。

【授業計画】
1. なぜ縄紋文化を見直す必要があるのか(講議全体のガイダンス:人類学博物館に必ず集合すること)
2. 縄紋文化の定義(縄紋土器によって定義される土器文化)
3. 縄紋文化論の系譜(日本文化論と北方文化論と南島文化論)
4. 短期編年と長期編年との年代観の違い(交差編年と炭素年代法)
5. 縄紋文化の起源論の問題点(サケ・マス論)
6. 更新世の土器と狩猟採集民(遊動から定住へ)
7. 定住社会論1(5-10キロモデルとコレクターモデル)
8. 定住社会論2(遺跡数と人口)
9. 定住社会論3(越冬と生業)
10. 縄紋土器の今日的評価1(土器製作のメカニズム)
11. 縄紋土器の今日的評価2(土器型式論と階層化社会)
12. 北東アジア先史社会からの視点(環日本海狩猟採集民の世界)
13. 縄紋文化の再構築(階層化された狩猟採集民の社会)
14. 縄紋文化から弥生文化への移行の再検討
15. 縄紋文化研究の今後の課題(講義のまとめ)

【授業時間外の学習 (準備学習等)】
1. 人類学博物館を日ごろ見学しておくこと。
2. 予習すべきことは、授業中に指示する。
3. 復習すべきことは、授業中に指示する。
テキスト・参考文献 必要に応じて配布する。
試験・評価方法 授業参加度10%、小レポート(「サケ・シカ・イノシシ」レポート、「ドングリ」レポート)40%、定期試験50%で評価する。
別途必要な経費
その他特記事項 受講生に、縄紋文化の見直しに興味を抱いてもらいたいことと縄紋土器に親しみをもってもらいたいことのために、縄紋文化のコレクションで著名な人類学博物館の、その縄紋土器展示物を検討することも授業に組み込まれているので、受講生は真摯な態度で参加することが求められている。
科目名(英語) Special Topics in Human Culture: Jomon Culture
その他 <お問い合わせ先>
 南山大学・教務課
 tel.  :052-832-3117
 メール:n-kyomu@nanzan-u.ac.jp

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