シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
募集時期

西洋法制史Ⅱ

開設大学 愛知大学
科目コード 290805
担当教員 大川 四郎(法学部教授)
学年配当 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 月曜
開講期間 後期
開講時間割1 1限 09:00 ~ 10:30
教室 名古屋キャンパス
履修条件 「西洋法制史Ⅰ」からの継続履修を前提とする
募集時期 9月
開講期間 9/18~1/15
講義概要 テーマ:西洋における法典編纂史および法学史
概要:近世から19世紀末までの西洋法史を概観する。ちょうどこの期間に、西洋諸国では、法治国家としての諸基盤(司法制度、法典、法曹養成機関)が確立される。換言するならば、19世紀末より日本が継受していくであろう西洋法文化の形成史をたどることになる。
講義形態:講義形式による。法制史は、歴史学の一部門でもあるから、史料に基づきながら、講義を進める。なお、適宜、ビデオやスライド等の映像資料をも提示する。
スケジュール:
1.近世理性主義的自然法論(1) - 「国際法の父」にとどまらないグロチウス
2.近世理性主義的自然法論(2) - パンデクテン体系の先駆け?
3.フランスにおける法源統一の試み - 実はフランス革命以前にさかのぼるフランス民法典
4.フランス民法典の編纂 - 法典編纂の陰にまたも「女」あり
5.エスカレートする宗教裁判 - ジャンヌ・ダルクの涙
6.啓蒙主義と刑法改革運動(1) - ことの発端はシャトーの書斎から
7.啓蒙主義と刑法改革運動(2) - カフェーでの談論から生まれた名著『犯罪と刑罰』
8.啓蒙主義と刑法改革運動(3) - ギロチンと共に生まれたフランス刑法典
9.古典学派刑法学 - 血筋は争えないフォイエルバッハ家?
10.ドイツ歴史法学派の萌芽(1) - 食い物の恨みと法律学
11.ドイツ歴史法学派の成立(2) - グリム童話と法律学
12.パンデクテン法学とドイツ民法典(1) - ドイツ人法律家はローマ法がお好き?
13.パンデクテン法学とドイツ民法典(2) - パンデクテン体系の成立
14.近代学派刑法学 - 古典派刑法学の修正
15.まとめ 
テキスト・参考文献 テキスト:
・ピーター・スタイン著屋敷二郎監訳『ローマ法とヨーロッパ』(ミネルヴァ書房、2003年)
授業中に指示した時には、各自の六法を持参してきてほしい。

参考文献:
授業の進度に応じて適宜指示する。通史的なものとしては以下の文献を挙げておく。
・碧海純一・伊藤正巳・村上淳一編『法学史』(東京大学出版会、1976年)
・クヌート・ネル著村上淳一訳『ヨーロッパ法史入門』(東京大学出版会、1999年)
・勝田有恒・山内進編『近世・近代ヨーロッパの法学者たち』(ミネルヴァ書房、2008年)
・勝田有恒・森征一・山内進編『概説 西洋法制史』(ミネルヴァ書房、2004年)
・笹倉秀夫著『法思想史講義(上)(下)』(東京大学出版会、2007年)
・チェザーレ・ベッカリーア著小谷眞男訳『犯罪と刑罰』(東京大学出版会、2011年)
 講義への興味を喚起する読物として、以下のものを読まれるとよい。
・柳原正治著『グロティウス』(清水新書、2000年)
・エミール・ルードヴィヒ著北澤真木訳『ナポレオン(上)(下)』(講談社学術文庫、2004年)
・高山一彦編訳『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』(白水社、2000年)
・ドストエフスキー著亀山郁夫訳『罪と罰(1)(2)(3)』(光文社古典新訳文庫、2009年)
・バーバラ・レヴィ著喜多迅鷹 ・喜多元子共訳『パリの断頭台 - 七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記』(法政大学出版会、1987年)
・野村泫訳『完訳グリム童話集(1)―(7)』(ちくま学芸文庫、2005年)
・上山安敏著『法社会史』(みすず書房、1966年)
・西村稔著『知の社会史 近代ドイツの法学と知識社会』(木鐸社、1987年)
試験・評価方法 総合評価で評価する。
・学期末定期試験期間中に筆記試験を実施する(80%)。筆記試験における評価基準は、(1)歴史的背景が理解できているか、(2)対象となっている時代の法制度と現行法とを関連づけることができるか、である。
・平常評価(20%:授業時間中にレポート又はリアクションペーパーを課すことがある)
以上により評価する。
別途必要な経費 特になし
その他特記事項 この講義は「西洋法制史Ⅰ」からの継続履修が前提となっている。春学期の「西洋法制史Ⅰ」で講じたローマ法が、秋学期の「西洋法制史Ⅱ」の中でも頻繁に出てくるからである。「西洋法制史Ⅰ」を受講済みの学生諸君は、できるだけ「西洋法制史Ⅱ」をも継続して履修してほしい。なお、法および法律学の歴史に関わる講義であるから、受講者は法律学専門科目(特に憲法、民法、刑法)をも並行して履修してほしい。本講で概観した19世紀末までの西洋法文化が明治日本で継受されていく過程については、本講担当者が別途開講している「日本法制史Ⅱ」をも聴講されたい。 
科目名(英語) History of occidental law 2 

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