シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
履修登録時期

外国経済史

開設大学 名古屋市立大学
科目コード 240742
担当教員 木谷 名都子(経済学部准教授)
学年配当 1年, 2年, 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 月曜日
開講期間 後期
実施形式 対面
開講時間割1 1限 09:00 ~ 10:30
教室 滝子キャンパス3号館201教室
募集定員 5
募集時期 4月, 9月
開講期間
講義概要 【授業の目的・目標】
18世紀から21世紀初頭にかけてのイギリス経済の歴史を多面的に理解すること、また現在のイギリスが直面する課題について歴史的背景をふまえて考える姿勢を身につけることを目指します。

【授業概要】
 18世紀から21世紀初頭にかけてのイギリス経済の歴史を概観します。
なぜイギリスで最初に産業革命が起こったのか、世界経済においてイギ
リスはどのような位置にあったのか、なぜイギリスはEUを離脱したのか
等、さまざまな問いについて、政治・社会状況にも注目しながら考えま
す。
●予習
 ・指定した教科書の範囲を事前に読んでおいてください。
 ・新聞等で、イギリスや世界経済に関するニュースに普段から目を通
しておくとよいでしょう。
●授業
 ・基本的に講義形式で行います。
 ・レジュメ等の配布資料のファイルは、e-learningにアップロードしま
す。
 ・毎回授業の終わりにコメントシートを提出してもらいます。その日
の講義内容に対する質問やコメントを記載してください。
●復習
 ・教科書を読み直すとともに、関連文献を読むなどして、理解を深め
るようにしてください。

【授業計画】
1. 授業の概要と計画
2. ヘゲモニー国家への上昇(1)―商業革命と財政革命の時代/第
一帝国の成立と崩壊
3. ヘゲモニー国家への上昇(2)―最初の工業化
4. 伝統と革新の相克(1)―革命の衝撃と政党政治/ナポレオンと
の戦い
5. 伝統と革新の相克(2)―自由主義への転換/穀物法撤廃と「飢
餓の四〇年代」
6. パクス・ブリタニカの盛衰(1)―繁栄の時代
7. パクス・ブリタニカの盛衰(2)―帝国主義時代の到来
8. パクス・ブリタニカの盛衰(3)―エドワード時代
9. 前半のまとめ
10. 福祉国家への道(1)―第一次世界大戦/伝統と現代化
11. 福祉国家への道(2)―第二次世界大戦と戦後変革
12. コンセンサスの政治・サッチャー主義から二十一世紀へ(1)―
保守党政権と「コンセンサスの政治」/経済危機と政治不安の時代
13. コンセンサスの政治・サッチャー主義から二十一世紀へ(2)―
サッチャー主義の時代/社会の変容と「ニュー・レイバー」の登場
14. コンセンサスの政治・サッチャー主義から二十一世紀へ(3)―
二十一世紀のイギリスとヨーロッパ
15. 後半のまとめ
第16回:期末試験
講義ではレジュメを配布します。
第9回授業「前半のまとめ」で中間試験を実施します。論述形式での試験
を予定しています。
期末試験は定期試験期間中に実施します。論述形式での試験を予定して
います。
欠席回数が5回以上となった場合、期末試験の受験資格を失うものとしま
す(出欠確認の方法については「成績評価方法」の欄を参照してくださ
い)。
テキスト・参考文献 【教科書・テキスト】
川北稔編(2020)『イギリス史 下』山川出版社。
 教科書は必ず購入してください。

【参考文献】
<イギリス史・イギリス帝国史>
秋田茂(2012)『イギリス帝国の歴史 ―アジアから考える―』中公新
書。
川北稔・木畑洋一編(2000)『イギリスの歴史 ―帝国=コモンウェル
スのあゆみ―』有斐閣。
川北稔(2010)『イギリス近代史講義』講談社現代新書。
川成洋編著(2016)『イギリスの歴史を知るための50章』明石書店。
木畑洋一・秋田茂編著(2011)『近代イギリスの歴史 ―16世紀から現
代まで―』ミネルヴァ書房。
君塚直隆(2015)『物語 イギリスの歴史』上・下、中公新書。
君塚直隆(2022)『イギリスの歴史』河出書房新社。
近藤和彦(2013)『イギリス史10講』岩波新書。
長谷川貴彦(2017)『イギリス現代史』岩波新書。
<世界経済史>
猪木武徳(2009)『戦後世界経済史 ―自由と平等の視点から―』中公
新書。
金井雄一・中西聡・福澤直樹編(2020)『世界経済の歴史〔第2版〕 ―
グローバル経済史入門―』名古屋大学出版会。
河崎信樹・村上衛・山本千映(2020)『グローバル経済の歴史』有斐
閣。
北川勝彦・北原聡・西村雄志・熊谷幸久・柏原宏紀編(2022)『概説世
界経済史 改訂版』昭和堂。
杉山伸也(2014)『グローバル経済史入門』岩波新書。
その他の参考文献については、授業で随時紹介します。
試験・評価方法 上記の評価基準をふまえて、以下の方法で評価します。
 (1)中間試験(50%):学修到達目標の達成度を、?イギリス経済史
についての基本的な知識の定着度、②世界経済史についての基本的な知
識の定着度、の観点から評価します。
 (2)期末試験(50%):学修到達目標の達成度を、?イギリス経済史
についての基本的な知識の定着度、②世界経済史についての基本的な知
識の定着度、の観点から評価します。
さらに、コメントシートの提出によって受講姿勢を評価して(1)と(2)の合
計点数に加点します。具体的な方法は以下のとおりです。
 ・コメントシートを毎回提出してもらいます(中間試験の回をのぞ
く)。受講姿勢の評価とともに、出欠確認を行います。
 ・学籍番号と氏名だけでなく、その日の講義内容に関する質問やコメ
ントも書いて提出された場合のみ評価対象とし、提出(出席)したもの
とみなします。ただし、講義内容に関係ないことや、点数・成績・単位
に関する質問・相談・要望が書いてあった場合は評価対象外として、提
出(出席)したとはみなしません。
 ・コメントシートの提出回数に応じて、中間試験と期末試験の合計点
数に下記のとおり加点します:
   ―提出回数10~13回:5点加点
   ―提出回数14回:10点加点
 ・コメントシートの未提出回数が5回以上(=欠席回数が5回以上)と
なった場合、期末試験の受験資格を失うものとします。
 ・剽窃や友人の分の代理作成その他の不正行為は厳禁です。不正行為
が発覚した場合は、評価対象外として提出(出席)したものとはみなさ
ないのはもちろん、厳しく対処します。
 ・コメントシートについては、代替措置は一切とりません。
 ・コメントシートは、授業開始直後に配布します。授業開始から30分
経過した後は配布を止め、それ以降は配布しません(→大幅に遅刻した
場合、出席とはみなしません)。コメントシートの回収は授業終了直後
に行います。
別途必要な経費
その他特記事項  授業計画は、授業の進度などによって変更される場合があります。
 レジュメその他授業で配布する資料については、e-learningにファイル
をアップロードします。アップロード後に学務情報システムで連絡しま
すので、必ず確認してください。
科目名(英語)
使用言語

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