現代経済分析
開設大学 | 名古屋学院大学 |
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科目コード | 243505 |
担当教員 | 江口 忍 |
学年配当 | 2年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 月曜 |
開講期間 | 前期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 1限 09:00 ~ 10:30 |
教室 | 名古屋キャンパス(教室未定) |
履修条件 | 2年生以上 |
募集定員 | 若干名 |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~7/19 |
講義概要 | この講義では、2012年末から現在まで続いてきた経済政策の「アベノミクス」をはじめ、「エネルギー地政学」、「反グローバリズム」、「地方創生」など経済に関わる最近の国内外におけるトピックスを素材として、これから社会に出る皆さんに知っておいて欲しい”生きた経済”について学びます。 講義で扱うテーマは、金融、財政、為替と株価、貿易、国際政治、人口、社会保障、労働、教育など非常に広範囲に亘ります。現在日本や世界で起きていることを入口に、これからの大学での学びや社会に出てからの仕事などに役に立つ内容にしたいと考えています。また途中2回を使って、私たちが暮らす名古屋の経済についても簡単に触れる予定です。 この講義はわかりやすさを特に重視しています。このため、いわゆる教科書的な解説はできるだけ少なくしたいと思っています。科目名は堅苦しいですが、経済が苦手な人でも十分理解してもらえるはずです。 この授業は現代社会学部のディプロマポリシーの【知識・理解】のうち、現代社会における<現代経済と企業><社会制度と政策><社会生活と地域>という3つの基本分野に関する専門的知識の修得を主な目的とします。 1. イントロダクション~今の経済を知らなければ未来はわからない 2. 日本経済の現在地 3. アベノミクスを考える(1)~アベノミクスが目指したもの 4. アベノミクスを考える(2)~アベノミクスは何をもたらしたか 5. 地政学リスクと揺れる資源価格 6. 経済のグローバル化と反グローバリズム 7. 名古屋経済の“今”と“これから”を考える(1)~自動車革命の衝撃 8. 名古屋経済の“今”と“これから”を考える(2)~リニアで名古屋はどう変わる? 9. 90分でわかる為替レートと株価の読み方 10. “自分キャリア”の作り方~就活&その先のために 11. 少子化は何が問題なのか~人口減少への「4つの選択肢」 12. 迫りくる財政破綻の足音 13. 地方創生ブームの功罪 14. 格差と公平 15. 授業の振り返り(理解状況の確認) 16. 定期試験期間 |
テキスト・参考文献 | 【参考書】 ・『高校生のための経済学入門(ちくま新書)』 小塩隆士 筑摩書房 2002年 ・『池上彰のやさしい経済学 1.しくみがわかる(日経ビジネス人文庫)』 池上彰著 テレビ東京報道局編 日本経済新聞出版社 2013年 「高校生のための経済学入門」(ちくま新書)はタイトルの通り、これから経済を学ぼぶ高校生向けの入門書ですが、大学生が最低限理解すべき内容がほぼ網羅されています。値段も手頃で公務員試験を受験予定の人は経済系科目の学習に役立つと思います。「池上彰のやさしい経済学1」は、あの池上彰氏の経済解説本です。わかりやすい解説で定評のある池上氏の本ですから経済の基礎知識をわかりやすく説明しています。 |
試験・評価方法 | ・試験50%,平常点50%の割合で行います。 ・任意提出の期末レポートを出した学生には別途加点します。 ・定期試験結果および成績については成績公示後に講評、評価分布などを公開します。 |
別途必要な経費 | 特になし |
その他特記事項 | 【学習到達目標】 この講義を通じて皆さんが新聞やテレビで報道される経済ニュースを理解し、それについて自分自身で考え、自分の意見を誰かに話せるようになることを目指します。 【履修上の注意】 ・毎回出席を取ります。 ・理由のない欠席が5回に達すると失格にします(初回の欠席も含めます)。 ・試験は15回目の講義日に行います。正当な理由なく試験を受けないと救済措置はありません。 ・課題(minute paper)は、当該授業回の出席者のみ提出できます。 ・対面授業では、授業開始から十分程度、主に地域経済に関連する新聞記事の紹介を行います。 ・経済の動きを知るためにはニュースを知っておくことが重要です。このため普段から新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりするように心がけてください。 【事前事後学習】 ・講義ではその時々の経済的なトピックスを扱いますので、普段から新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりするように心がけてください。 ・半数程度の回で課題(minute paper)を出します。 ・minute paperについては次の講義の冒頭で解説を行います。 |
科目名(英語) | Current Economic Issues |
使用言語 | 日本語 |