社会と医学
開設大学 | 名古屋市立大学 |
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科目コード | 240725 |
担当教員 | 上島 通浩(医学部教授)他 |
学年配当 | 1年, 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 金曜日 |
開講期間 | 前期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 4限 14:40 ~ 16:10 |
教室 | 滝子キャンパス2号401教室 |
募集定員 | 5 |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | |
講義概要 | 人間の健康は、個人要因(性・年齢、遺伝・気質的背景、生活習慣等)に加えて環境(社会的環境、物理・化学的環境、生物的環境)によって規定されます。例えば、栄養、休養、適度な運動を心がける、といった個人の努力は病気にならないために必要ですが、一方で、感染症、がん、糖尿病、心筋梗塞などによる死亡数は、予防接種の実施、生活習慣・生活環境の管理、病気になった時の医療へのアクセスのしやすさなどによって変わり、それは社会の仕組みやあり方に依存します。そして、公害や職業病は、個人の努力だけで防ぐことは不可能です。この授業では、社会における健康に関する諸問題を正確に理解し考察するための知識の修得を目的とします。 1. (4月12日) 統計、因果関係とエビデンス(鈴木貞夫) 2. (4月19日) 化学物質と健康(上島通浩) 3. (4月26日) 日常?活に潜む健康障害リスク要因(伊藤由起) 4. (5月10日) 小児環境保健疫学調査、エコチル調査って何?(伊藤由起) 5. (5月17日) 健康リスク評価のための地理情報システムGISの利用(大谷隆浩) 6. (5月24日) 医療の歴史は誤りの歴史である(西山 毅) 7. (5月31日) 情報化社会と医学(片野広之) 8. (6月7日) ナラティブ(物語)からみる社会と医療(高桑 修) 9. (6月14日) NGOによる国際保健活動(中川弘子) 10. (6月21日) 災害と疫学(柿崎真沙子) 11. (6月28日) DNA鑑定(福田真未子) 12. (7月5日) 新しい薬はどのように生まれるか(神谷 武) 13. (7月12日) 子どもの予防接種と感染症(加藤沙耶香) 14. (7月19日) 薬物依存・急性中毒(菅野さな枝) 15. (7月26日) 児童虐待(加藤秀章) |
テキスト・参考文献 | 各講義時に資料を配布または配信します。テキスト健康科学(南江堂) |
試験・評価方法 | |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | 【履修定員 140名】 |
科目名(英語) | |
使用言語 |