心理学入門
開設大学 | 名古屋市立大学 |
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科目コード | 240719 |
担当教員 | 久保田 健市(人文社会学部教授) |
学年配当 | 1年, 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 金曜日 |
開講期間 | 後期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 5限 16:20 ~ 17:50 |
教室 | 滝子キャンパス2号館404教室 |
募集定員 | 5 |
募集時期 | 4月, 9月 |
開講期間 | |
講義概要 | 文系・理系を問わず,直接的あるいは間接的に人間と関わる学問を勉強していると,好む好まざるにかかわらず人間の「こころ」の問題に直面せざるを得なくなる。「心理学入門」は,心理学を専攻しない他の学問領域の学生を念頭に,人間の「こころ」のはたらき(認知・情動・行動など)についての理解や見識を深めることを目的とする。特に,「こころ」と身体(主に,中枢神経系),「こころ」と環境・社会的文脈の関係について理解を深めることを強調したい。 今では,心理学は「こころ」を専門的に研究している学問とみなされがちだが,心理学が唯一無二の視点を提供するわけではない。受講生には,自らが専攻する学問領域での人間観・社会観を相対化し,幅広い人間観・社会観を醸成してもらいたい,というのが担当教員の希望であり,そのための視点の一つを提供するのが本講義のねらいである。おおむね,以下のスケジュールに従い,講義を行う。 1. オリエンテーション,心理学とはどんな学問か? 2. 人格 ~「私らしさ」をどうとらえるのか 3. 脳と「こころ」 ~認知障害者の内界を探る 4. 学習理論とその応用 5. 子どもの「こころ」 ~子どもは世界をどのように見ているか 6. なぜ犯罪者は悪人なのか ~原因帰属 7. 見え方・感じ方のふしぎ ~立体視と情動二要因説 8. 意識と記憶 ~認知的反応で探る「こころ」 9. 生活環境と心理 10. リスク ~不確実な世界の認知 11. 「他者」とは何者か ~社会的動物としての人間 12. 「こころ」と社会 ?互恵性と協調 13. ストレスとメンタルヘルス 14. 「わたし」のライフ・キャリア 15. まとめ,心理学の歴史 |
テキスト・参考文献 | 指定せず。【参考書】 ・『はじめて出会う心理学(第3版)』 長谷川寿一・東條正城・大島 尚・丹野義彦・廣中直行(著) 有斐閣 978-4641221451 ・『不思議現象 なぜ信じるのか こころの科学入門』 菊池 聡・谷口高士・宮元博章(編著) 北大路書房 978-4762820328 【関係図書】 授業中に指示する |
試験・評価方法 | |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | 【履修定員 140名】 |
科目名(英語) | |
使用言語 |