生産加工学
開設大学 | 愛知工業大学 |
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科目コード | 241305 |
担当教員 | 田中 浩 |
学年配当 | 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 水曜 |
開講期間 | 前期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 2限 10:40 ~ 12:10 |
教室 | 13-201 |
履修条件 | 特になし |
募集定員 | 若干名 |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/11~7/31 |
講義概要 | 工業製品や部品を創るためには,品質,生産量,コスト,環境影響等を考え,その構造や機能に見合った加工方法を選定する必要がある. 『生産加工学』では,実際のものづくりで利用されている各種加工法について,その加工原理・方法及び実施例を,材料特性や設計法との関わりも含めて,幅広く習得し,以下の3つを到達目標とする. ①日常使用しているモノが,どのような加工方法で作られたか,説明できる ②同じ形状・寸法でも,加工法によりどのような違いが出るか説明できる ③作りたいモノがある場合に,どのような加工法で作ればよいか提案できる (授業計画) 1.生産加工の全体像:製品・部品ができるまでの流れと加工法の分類,加工した品物の評価方法,IOT化 2.鋳造(1):鋳造の原理・特徴,鋳造欠陥,砂型法 3.鋳造(2):金型法(ダイカスト),特殊法,鋳物設計時のポイント 4.塑性加工(1):塑性加工の原理・特徴,熱間加工と冷間加工 5.塑性加工(2):圧延,鍛造,プレス加工等の原理と方法,応用例 6.成形加工:粉体加工とプラスチック成形加工 7.機械加工(1):機械(除去)加工の全体像,加工原理・特徴 8.機械加工(2):切削現象と理論,切りくず,2次元切削モデル,切削油剤 9.機械加工(3):切削工具材料,工具摩耗現象と工具寿命 10.機械加工(4):砥粒加工概論,研削加工の原理と方法,研磨加工 11.特殊加工:放電加工,レーザ加工,化学加工,電解加工 12.溶接(1):溶接の原理,溶接部の状態,溶接欠陥,融接法 13.溶接(2),洗浄:圧接法その他の接合法,洗浄法 14.付着・付加加工:(めっき,アルマイト,蒸着,スパッタ,CVD 15.演習レポートの解説と期末試験を行う. |
テキスト・参考文献 | ・教科書:指定しない.担当教員が配布する資料を使用し,講義する ・参考書: 『生産加工入門』谷泰弘,村田順二(数理工学社), 『生産加工の原理』日本機械学会(日刊工業新聞社) 『「もの」はどのようにつくられているのか?』クリス・レフテリ(オーム社) |
試験・評価方法 | ミニ演習・コメント・質問シート(毎回),演習レポート(1回),期末試験(1回)による総合評価を行う. 成績評価の配分はミニ演習・コメント・質問シート35%,演習レポート30%,定期試験35%とする。総合点60点以上を合格とする. |
別途必要な経費 | 特になし |
その他特記事項 | 生産加工に関する考え方や知識は「ものづくり」に必要不可欠で,その原理や方法は学んできた数学・物理・化学の応用例として先人が考え,改良してきたものです. 皆さんには,これら加工技術を頭の中でイメージできるようにし,更に発展させることが可能な人材になって欲しいと思っています. |
科目名(英語) | Manufacturing Processes |
使用言語 |