溶融プロセス工学
開設大学 | 名古屋工業大学 |
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科目コード | 240314 |
担当教員 | 渡邉 義見(工学研究科教授) |
学年配当 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 水曜 |
開講期間 | 後期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 1限,2限 08:50 ~ 10:20 |
教室 | 御器所キャンパス0322教室 |
募集定員 | 若干名 |
募集時期 | 4月, 9月 |
開講期間 | 10/2~2/5 |
講義概要 | 【授業実施方法】対面 【授業の目的・達成目標】 溶融プロセス工学とは,鋳造,溶接,溶断,溶射,射出成形など,物質の溶融・凝固現象を利用した加工法の総称です。本講義では,圧接など溶融を伴わない固相接合法や粉末冶金も含めて,溶融プロセス工学と定義します。金属3Dプリンティングの多くは,金属粉末や金属ワイヤを局所的に溶融して積層するので,溶融プロセス工学の範疇です。講義の前半では熱力学と状態図の復習も行います。動画を含め,現場の写真を用い,分かりやすく溶融プロセス工学を学んでいきます。 【授業計画】 [第1日目]身の回りの溶融プロセスとSDGs [第2日目]凝固の科学 [第3日目]非平衡凝固と急冷凝固 [第4日目]金属溶解の科学と工学および溶融金属の物性 [第5日目]鋳造加工法 その1 (鋳造加工とその特徴) [第6日目]鋳造加工法 その2 (模型と鋳型の作製) [第7日目]鋳造加工法 その3 (鋳造欠陥,鋳造方案,特殊鋳造法) [第8日目]鋳造加工法 その4 (鋳鉄の組織とその特性) [第9日目]鋳造加工法 その5 (アルミの鋳造および鋳造アルミ合金,銅と銅合金の鋳造) [第10日目]溶接加工 その1 接合・溶接の概要,ろう付け,融接) [第11日目]溶接加工 その2 (固相接合法,溶接による組織変化,溶接箇所の後処理) [第12日目]粉末成形 その1 (セラミックス製品の製造法,粉末成形の概要,圧粉成形,焼結現象,放電プラズマ焼結) [第13日目]粉末成形 その2 (金属粉末射出成形,積層造形法(3Dプリンティング),粉末製造法) [第14日目]有機材料の溶融プロセス工学 (射出成形,紡糸法,CFRPの製造プロセス,発泡樹脂成形) [第15日目]先進溶融プロセス工学 [第16日目]講義の総括と試験 |
テキスト・参考文献 | 教科書:渡辺義見,三浦博己,三浦誠司,渡邊千尋著,「図でよくわかる機械材料学」, コロナ社 |
試験・評価方法 | 100点満点の期末試験 |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | 事前学修:事前学修に必要な事項や資料をMoodleにアップします。講義前に,必ず予習しておいて下さい。高校までの物理や化学,あるいは大学で今まで学んできたことの復習となります。個人個人によっては,既に習得していて不必要な項目も有るでしょう。その場合は,目を通すだけに留めてもかまいません(60分)。 事後学修:Moodle に講義で使用した資料をまとめ,アップします。また,講義内容に関連したビデオを掲示することもありますので,参考に事後学修を進めて下さい。掲げた資料を元に,各自の授業ノートを完成させてることをお勧めします。各回ごとに課題は出しませんが、日々の生活(例えばテレビやネット)で、講義に関連する事象を見つけた場合、各自調査することをお勧めします(120分)。 期末試験に向けては、一回の講義当たり60分の事後学修を行ってください。 ・教科書は前半はコロナ社「図でよくわかる機械材料学」,後半は特に使用しません。 ・オンディマンドのビデオは毎回45分前後です.適宜ポーズで止めたり巻き戻したりして講義を受けてください。 ・毎回,自身の講義ノートを作成してください。 |
科目名(英語) | Fusion and Solidification Processing |
使用言語 |