成形プロセス工学
開設大学 | 名古屋工業大学 |
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科目コード | 240321 |
担当教員 | 糸魚川 文広(工学研究科教授) |
学年配当 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 金曜 |
開講期間 | 後期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 3限,4限 10:30 ~ 12:00 |
教室 | 御器所キャンパス2323教室 |
履修条件 | 塑性力学の基礎知識を有すること |
募集定員 | 若干名 |
募集時期 | 4月, 9月 |
開講期間 | 10/4~2/14 |
講義概要 | 【授業実施方法】対面 【授業の目的・達成目標】 塑性加工は,型を用いて,金属材料を粘土細工のように変形させて成形する方法です。その特徴は,生産が高く,材料歩留まりがよく,冷間加工では高い精度や加工硬化による強化も期待できます。自動車をはじめ多くの部品を低コストで作ろうとすると,生産加工の行き着く先は塑性加工になります。本講義と例題を解くことを通じて,材料や型の気持ちになって,材料流動や工具面圧を感じられるような洞察力を養い,生産の基盤を支えるエンジニアになってください。 【授業計画】 1. 塑性力学の基礎(教科書第1章,前期の教科書:材料加工の力学「加工の力学入門」など参照) 2. 塑性加工用材料と工具材料 3. 圧延加工(加工法の特徴と平面ひずみ圧縮のスラブ法解析) 4. 押出し加工(加工法の特徴と理想仕事法) 5. 引抜き加工(加工法の特徴とスラブ法解析) 6. 平面ひずみ押出しのスラブ法解析 7. せん断加工と曲げ加工(加工法の特徴と簡易計算) 8. 絞り加工(加工法の特徴とスラブ法解析) 9. 鍛造(加工法の特徴とスラブ法解析) 10.すべり線場法の紹介 11. 半無限体への圧子押込みの平面ひずみ変形(すべり線場法) 12. 有限体への圧子押込みの平面ひずみ変形(すべり線場法) 13. 上界法による合理的な材料流れの決め方 14. 上界接近法による荷重の最適値の探索 15. 総合演習 |
テキスト・参考文献 | 教科書:「塑性加工入門」日本塑性加工学会編(コロナ社) 参考書 ・「塑性加工学改訂版」小坂田宏造・森謙一郎編著(養賢堂)<最新,演習問題と解答あり。お勧めします。> ・「機械工学便覧B2加工学・加工機器」日本機械学会(丸善) |
試験・評価方法 | 演習問題,レポート,試験 通常の場合には,15回目に総括してから総合演習問題を試験として解いてもらいます。この時には教科書と講義の時の配布資料を使いますので,持参してください。また,その時に自分のノートは持ち込み可です。他人のノートのコピーは持ち込み不可です。 もし新型コロナ禍など状況によって,総合演習はレポートにて提出してもらうこともあります。 成績評価の基準:毎回の演習(60点)+試験(40点) |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | web教材として作成のパワーポイントや対面の場合には板書でも説明します。 講義には,必ず関数電卓を持参のこと。作図の時にはできば,コンパスや定規を使用して下さい。 |
科目名(英語) | Forming Process Engineering |
使用言語 |