中国民族論
開設大学 | 愛知大学 |
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科目コード | 240813 |
担当教員 | 高 明潔 |
学年配当 | 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 水曜 |
開講期間 | 春学期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 2限 10:45 ~ 12:15 |
教室 | 名古屋キャンパス |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~7/23 |
講義概要 | 本講義は民族と国家論の視点に基づいて、多民族国家中国の成り立ちにおける歴史的な背景、漢文化社会と非漢文化社会という二つのカデコリーの関係構築の在り方、現代中国における民族を生成し保存する条件とする政策的環境、自然生態的環境、エスニシティを解説することを通して、履修者に多民族国家中国の成り立つプロセスと中国における多文化的な特徴、民族問題が発生する要因についての理解を深めてもらうことを目標とする。 【以下、講義スケジュール(予定)】 ◆第Ⅰ部:多民族国家の成り立ちー圏域帝国から近代国家へのプロセスの考察に基づいて 1. 導入―中国民族論のアプローチについて 2. 古代中国における漢と非漢の境 3. 古代中国における中心と周辺との関係構築のプロセス 4. 中世中国における中心と周辺との関係構築のプロセスーⅠ 5. 中世中国における中心と周辺との関係構築のプロセスーⅡ 6. 近世中国における中心と周辺との関係構築のプロセス 7. 近代国家中国建設における民族的事情 ◆第Ⅱ部:多民族国家中国の多文化の在り方?民族を生成し保存する諸条件の考察に基づいて 8. 北東部のツングース諸族の社会と文化 9. モンゴル民族と内モンゴル自治区(一帯一路における位置づけ) 10. トルコ語派諸族と新疆ウイグル自治区(一帯一路における位置づけ) 11. 中国人ムスリム集団の回族の社会と文化 12. チワン・トン語派諸族とチワン族自治区(一帯一路における位置づけ) 13. チベット民族とチベット・ビルマ語派諸族の社会と文化(一帯一路における位置づけ) 14. ミャオ・ヤオ語派諸族の社会と文化 15. まとめー中国を例とする民族と国家の学習の意義として |
テキスト・参考文献 | テキストは特に用意しないが、毎回担当者が作成するレジュメを配布する。 また、授業中に画像を映すパワーポイントを使用する。参考文献は回ごとに提示する。 ※生協ホームページで案内されている教科書リストも確認ください。 |
試験・評価方法 | 平常評価によって評価する。 ・毎授業時配布したリアクション・ベーパに記述したコメントや見解(60点) ・毎授業時担当者との間に行う質疑応答(40点) |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | 本科目を選択される諸君はぜひ日頃の新聞やニュースでとりあげられている中国社会と中国の民族問題に関心をもってほしい。 【その他】 3月下旬公開予定の2024年度シラバスを必ず確認すること。 http://a-syllabus.aichi-u.ac.jp/ext_syllabus/ |
科目名(英語) | Theory of Ethnic Chinese |
使用言語 |