シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
履修登録時期

防災工学

開設大学 愛知工業大学
科目コード 241307
担当教員 倉橋 奨
学年配当 2年, 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 木曜日
開講期間 前期
実施形式 対面
開講時間割1 2限 10:40 ~ 12:10
教室 G2210
履修条件 特になし
募集定員 若干名
募集時期 4月
開講期間 4/11~7/31
講義概要 【概要】
災害問題はわが国の重点課題であり、防災技術の開発が進められてきたが、その一方で都市化が急速に進行し、我々の生活が高密度化、高度化、ネット化するにつれて災害に対する脆弱性は益々高くなっている。本講義では、都市災害を中心に、災害のメカニズム、災害に関する法律、防災技術、防災計画、防災行政、安全安心街づくりについて、事例を取り上げながら学ぶ(学習時間23.5時間)
この授業を習得することで、学科カリキュラムポリシーのうち、以下の項目が身につく
1(A)社会奉仕と国際貢献を思考する技術者の育成
2(B)技術者としての責任・倫理観の育成
3(C)実践的応用能力を目指した土木専門知識と技術の育成
4(D)環境・生態系・情報技術等ソフト面の知識と技術の育成
5(E)柔軟な発想と創造力に基づく問題発見・解決能力の育成

【学習到達目標】
(1)我々の生活基盤である自然環境を理解できる。生活を脅かす災害とその原因を追究できる。生活を守るための解決方法を考えることができる。
(2)そのために災害のメカニズム、被害を引き起こす要因について理論的に理解し、起こりうる災害について予測し、災害を最小限にとどめる対策を考察できる。
(3)問題を見出し解決するために、資料を収集・分析できる。
(4)問題を解決するための戦略と具体策について提案できるレベルに達する。

【実施形態】
面接授業のみ実施(ただし、今後の社会情勢の変化により遠隔授業に変更する場合もある)

【計画】
1. 「自然災害の仕組みと対策」日本の災害の仕組み、災害対策の変遷
予習として教科書の第1章「自然災害と防災概説」を読みA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
2. 「地形と地質」地形・地質と水害・地震災害・土砂災害の関係
予習として教科書の第5章5.1項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
3. 「地震のメカニズム」地震のタイプ・メカニズム・マグニチュード・震度

予習として教科書の第2章2.2項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
4. 「地震による被害」海溝型地震の特徴・津波・長周期地震動/内陸型地震の特徴・活断層
予習として教科書の第2章2.4項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
5. 「地震による被害の対策」地震動予測、フーリエスペクトル、応答スペクトル、耐震設計法
予習として教科書の第2章2.5項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
6. 「水に関連する災害」豪雨災害、内水・外内災害のメカニズム・被害実態
予習として教科書の第3章3.3項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
7. 「水に関連する災害」海岸被害、高潮被害のメカニズム・被害実態
予習として教科書の第4章4.2項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
8. 「地盤に関連する災害」地盤沈下、液状化の被害実態
予習として教科書の第5章5.5項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
9. 「地盤に関連する災害」土砂災害(土石流、地すべり、斜面崩壊)のメカニズム・被害実態
予習として教科書の第3章3.4項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
10. 「中間テスト」
これまでの講義ノートや配付資料をもとに復習をする(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
11. 「中間テスト返却と解説/火山災害」
中間テストの自己採点を行い、わからなかった点を確認する(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
12. 「都市災害」市街地火災・ライフライン災害・住民対策の被害実態
予習として教科書の第7章7.2項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
13. 「災害に関する規則・規制」災害対策基本法など災害に関する法律
予習として教科書の第7章7.1項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
14. 「地域防災」地域防災の目的・進め方・課題
予習として教科書の第7章7.3項をA4用紙1枚程度にまとめておく。(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
15. 定期試験・解説
全体を通した復習をする(2時間程度)
復習として講義ノートや配布資料を参考に学習内容をまとめる。(2時間程度)
テキスト・参考文献 【教科書】
・『防災工学』 渕田邦彦他(コロナ社)
・毎回ノートと資料を配布し、講義はパワーポイントなどを用いて行う。

【参考書】
『都市・建築防災シリーズ』鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
試験・評価方法 レポート、中間試験、定期試験により成績評価する。成績評価の配分はレポート内容10%、中間試験50%、定期試験40%と、総合60%以上を合格とする。なお、100%出席が原則であり出席による加点はしない。
出席回数が70%以下、中間試験、定期試験欠席の場合は、評価対象外{失(Q評価)}とする。
中間テスト、定期試験については、正答率が低いものを解説する。
別途必要な経費 特になし
その他特記事項 【方法と特徴】
(1)毎回、プリント・資料を配布する。
(2)写真や映像が重要なのでパワポを用いた授業を行う。
(3)配布するプリントは、穴埋め形式となっているため、受講時に記入する。
【教員からのメッセージ】
(1)配布するプリントには空白が設けられている。この空白を利用して、授業内容を記入し、自分の講義ノートを作成するため、講義内容が理解ができたかどうかを自分で確認すること。
(2)モチベーションを高く持ち、問題を理解し、解決策を見出すことのできるスキルを身につけて欲しい。
(3)教員の研究室は7号館3階321号室である。気軽にノックしてください。

◎自己学習
自作した講義ノートおよび確認テストにより自己学習し、理解を深めると同時に理解度の確認を行う。また自己学習により、配布した資料を利用して、ノートを仕上げる事。

◎この科目と学習・教育目標との関係
(A)社会奉仕と国際貢献を思考する技術者の育成:【5%】
(B)技術者としての責任・倫理観の育成:【10%】
(C)実践的応用能力を目指した土木専門知識と技術の育成:【25%】
(D)環境・生態系・情報技術等ソフト面の知識と技術の育成:【50%】
(E)柔軟な発想と創造力に基づく問題発見・解決能力の育成:【10%】
(F)論理的思考を礎とするコミュニケ?ション能力の育成
(G)技術者としての自主性と継続学習能力の育成

◎学習・教育目標の達成度評価
学習・教育目標の達成度は、上記の関与度による評価に、「学習到達目標」に記載した目標の達成度を加味して総合 的に評価する。具体的には、成績評価において総合点が60%の合格ラインに達することで、目標(A):【責任・倫理 観の育成】、目標(B):【技術者としての責任・倫理観の育成】、目標(C):【専門知識の育成】、目標(D): 【環境知識の育成】目標(E): 【問題発見・解決能力の育成】は達成されたと考える。
科目名(英語) Disaster Prevention Engineering
使用言語

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