比較文化史
開設大学 | 愛知県立大学 |
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科目コード | 240529 |
担当教員 | クラーマー スベン(日本文化学部准教授)ほか |
学年配当 | 1年, 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 月曜日 |
開講期間 | 通年 |
実施形式 | 未定 |
開講時間割1 | 5限 16:10 ~ 17:40 |
教室 | 長久手キャンパス |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~8/2,10/1~2/3 |
講義概要 | 比較文化史 【前期】 本講義では、近現代を中心に日本と世界の文化を比較し、相互的な影響の事例を紹介する。日本は島国として他国との国境を持っていないが、世界から孤立したわけではない。これによって日本と世界との文化的なつながりを本講義の大きな焦点とする。 第1回 ガイダンス 第2回 前近代①:先史時代から戦国まで 第3回 前近代②:江戸時代に日本へ流入した文化 第4回 前近代③:江戸時代に日本から流出した文化 第5回 幕末からの外国人居留地 第6回 明治政府発足後の外交的軋轢:「征韓論」の文化的な背景 第7回 岩倉使節団と留学による文化交流 第8回 御雇外国人と「文明開化」 第9回 西洋建築の受入:都市の「近代化」 第10回 喫茶店の伝来:お茶の飲み方の西洋化 第11回 帝国日本①:朝鮮でのお茶文化の変遷 第12回 帝国日本②:国際文化振興会 第13回 戦後①:日本へ流入した文化 第14回 戦後②:日本から流出した文化 第15回 まとめ 比較文化史 【後期】 文化が形成され変化していく背景には、国家の変容が大きく関係する。そのわかりやすい事例は、旧ソ連諸国である。旧ソ連諸国は、それぞれ固有の文化を持ちつつ、その文化には共通性も見られる。ソ連というひとつの共和国のもとで、ソ連文化が形成され、固有の文化と融合したり、固有の文化がソ連文化に置き換えられるなどした。ソ連崩壊後、独立した各国では、固有の文化が復活したが、同時にソ連文化も維持されている。本講義では、旧ソ連諸国において、国家が変容する中、文化がどのように移り変わっていったかを学ぶ。 1.旧ソ連諸国にはどのような国があるか 2.旧ソ連諸国の国家変容の歴史(帝政ロシア-ソ連-独立) 3.ソ連とポストソ連アイデンティティ 4.宗教(1)ソ連時代まで 5.宗教(2)ソ連崩壊後 6.言語 7.名前 8.料理 9.音楽と映画 10.文学 11.美術 12.冠婚葬祭 13.建築 14.祝祭日 15.国家の変容と文化の移り変わりを考える |
テキスト・参考文献 | 【前期】授業で随時に紹介することがある。 【後期】必要に応じて授業内で適宜紹介する。 |
試験・評価方法 | 【前期】授業態度30%、期末レポート70% 【後期】期末レポート試験60%、授業後のリアクションペーパー40% |
別途必要な経費 | 【前期】なし 【後期】なし |
その他特記事項 | 【前期】毎週の配付資料の熟読で復習すること。また、配付資料の内容を自分の書取ノートで補うこと。授業で紹介する参考文献を積極的に読んでも良い。 【後期】なし |
科目名(英語) | |
使用言語 |