現代ヨーロッパ経済史
開設大学 | 豊橋創造大学 |
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科目コード | 243205 |
担当教員 | 中野 聡(経営学部教授) |
学年配当 | 2年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 月曜 |
開講期間 | 秋学期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 5限 16:30 ~ 18:00 |
教室 | 豊橋創造大学キャンパス |
履修条件 | 現代社会のあり方や歴史学、社会学、社会科学領域に関心があること。 |
募集定員 | 20 |
募集時期 | 4月, 9月 |
開講期間 | 9/20~1/24 |
講義概要 | この講義では、近現代ヨーロッパ経済史を中心に先進資本主義諸国の社会経済システムとその変化を学ぶ。授業は、西洋経済史と同様、市場メカニズムと社会の関係史に焦点をあて、① 歴史的、理論的考察(市場と社会)、② 先進諸国の戦後体制(1940-70年代)、③ ネオリベラリズムの時代(1980-2000年代)、④ 今後の展望から構成し、それぞれの時代の社会(経済政策)的特徴を概論する。随時レポートの作成を求める。受講者が少人数の場合は、同一または類似内容をセミナー形式で学習することもある。 別途指示がない限り、授業は講義(および課題レポートの作成)を中心に進める。講義では、以下の基本プログラムをベースに、戦後体制の諸要素かネオリベラル(新自由主義的)構造改革、代替的アプローチのいずれかを重点的に論じることがある。 【各回講義】 第1回 ガイダンス 第2回 市場と社会の関係史 市場と社会の関係史?ポランニー、消費化社会の構造?見田 第3回 戦後体制の構造 フォーディズムからポスト・フォーディズムへ?レギュラシオン学派、レギュラシオンと民主主義、フレキシブル・スペシャライゼーション?ピオリ&セーブル 第4回 経済成長、イギリス経済の構造、ヨーロッパ経済の構造 第5回 戦後コンセンサスと需要管理 戦後コンセンサス、西欧諸国の経済と政治、需要管理政策、需要管理政策の評価 第6回 大企業体制の展開 大企業体制の確立と展開、大企業体制とクラフト生産 第7回 混合経済?形成、展開と衰退 混合経済の形成?モリソン型公社、混合経済の展開、混合経済の後退、ヨーロッパ諸国の公共セクター 第8回 コーポラティズム コーポラティズムの概念、スウェーデン・モデルの展開、ドイツ型コーポレート・ガバナンスの形成、イギリスにおけるコーポラティズム 第9回 福祉国家の形成と展開(オプション) 福祉国家の形成、福祉国家の展開、ヨーロッパ諸国の生活環境 第10回 ネオリベラリズム(新自由主義)の形成 経済危機と戦後体制の動揺、ネオリベラリズムの形成 第11回 ネオリベラリズムの経済政策 サッチャリズムと経済の再生、サプライサイド改革、ヨーロッパ諸国の民営化政策 第12回 ネオリベラリズムの労働市場政策 労使関係と労働市場、景気後退、コーポラティズムとヨーロッパ社会、ネオ・リベラリズムの評価 第13回 ネオリベラリズムと福祉国家 福祉国家の危機、福祉国家の再構築 第14回 ネオリベラリズムと代替戦略 ネオ・リベラリズムと社会民主主義、第3の道、第3の道と経済・社会政策、その評価をめぐって 第15回 将来の展望 受講者数や進度により授業内容を変更することがある。レポートに関しては、学生にフィードバック(校正やコメント、解説)を行う。 |
テキスト・参考文献 | 【テキスト】なし 【参考書】 ・中野聡『社会的パートナーシップ?EU資本主義モデルの挑戦と課題』日本評論社 2018年 ISBN 978-4535559134 (その他の基本文献は、授業中に指示する。) |
試験・評価方法 | 平常点(授業レポートや受講態度)および試験(選択論述式)から総合的に判断する。受講者数に応じ、試験を期末レポート・小論文に変更することがある。 |
別途必要な経費 | 特になし |
その他特記事項 | 特になし |
科目名(英語) | Contemporary European Economic and Social History |
使用言語 | 日本語 |