比較政治学
開設大学 | 名古屋学院大学 |
---|---|
科目コード | 243514 |
担当教員 | 鈴木 隆 |
学年配当 | 2年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 火曜 |
開講期間 | 前期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 2限 10:45 ~ 12:15 |
教室 | 名古屋キャンパス(教室未定) |
履修条件 | 2年生以上 |
募集定員 | 若干名 |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~7/19 |
講義概要 | 本講義は、比較政治学の基本的分析枠組みを理解し、その分析手法を修得することを目的に、比較政治学の諸理論、およびその理論的動向について検討する。 具体的には、諸外国の政治行動と政治の仕組みに関し、その類似点と相違点を探ることで一般的理論を構築する比較政治の手法を習得するために、とりわけ国際社会に多様な形で存在する政治制度、政府形態、政治体制(非民主的体制と現代民主政)、あるいは近年の政治変容を、特に欧米主要国と私たちの暮らす東アジア諸国とを中心に比較検討する。 なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる「法学の体系的理解をめざす8つの基幹的法律科目群」のなかの政治学科目に該当し、社会の持続的発展に貢献できる視野の広い人材の育成を目標とするディプロマ・ポリシーを達するため、情報収集・分析力、論理的思考力等の技能を身に着けるとともに、本講義の学修成果を活用し、多様な人々と協働して問題解決に向けて行動しようとする姿勢を育むことを目的とする。 1. イントロダクション 2. 比較政治とは何か 3. 比較政治の枠組み 4. 国家形成の仕組みⅠ 5. 国家形成の仕組みⅡ 6. ケーススタディⅠ 7. ケーススタディⅡ 8. 国家の誕生と崩壊 9. 国家:対内主権と対外主権 10. 民主的体制:民主主義のジレンマとアポリア 11. 非民主的体制:全体主義体制と権威主義体制 12. 執政制度 13. 内戦 14. 軍と政治 15. 民族と政治 16. 定期試験期間 |
テキスト・参考文献 | 【教科書】 ・『分断・多元化世界と国際関係』 鈴木隆ほか 内外出版 2023年 特に指定しない。適宜、レジュメを配布する。 【参考書】 ・『東アジア国際関係の新展開』 鈴木隆 志學社 2017年 ・『安全保障と国際関係』 鈴木隆ほか 内外出版 2016年 ・『比較政治学の考え方 』 久保慶一 ・末近浩太・高橋百合子 有斐 閣 2016年 ・『東アジア統合の国際政治経済学:ASEAN地域主義から自立的発展モ デルへ』 鈴木隆 国際書院 2011年 ・『日本外交と国際関係』 鈴木隆ほか 内外出版 2009年 上記以外については講義の中で適宜紹介する。 |
試験・評価方法 | 期末の試験と講義の進捗に合わせて適宜実施する小テストとの結果を総合して判断する。なお、小テストについてはテスト終了直後にCCSを通じて解説を行う。また、定期試験についてはCCS経由で案内する方法にて解説を行う。 |
別途必要な経費 | 特になし |
その他特記事項 | 【学習到達目標】 本講義は、比較政治学の基本的分析枠組みを理解し、その分析手法を修得することを目標とする。それにより、比較政治学のスキルを用いて、諸外国の多様な現実政治を複眼的な視座から実証的に分析できるようになることを目指す。 【履修上の注意】 本講義は、各回の講義計画(講義テーマ)に関して、適宜、時事問題を取り上げながら解説していく。そのため、日本はもちろんのこと、諸外国の出来事などについても問題意識を持つこと、日頃より新聞に眼を通す癖をつけること、私たちを取り巻く情報や社会の変容に常にアンテナを張るようにすること、などが求められる。 【事前事後学習】 本講義は、政治学の基礎知識、および理論的枠組みを理解していることを前提に進める。よって受講生は、事前に参考書などで上記を再確認のうえ、当該講義計画(講義テーマ)の内容周辺を予習したうえで講義に出席することが望まれる。また、事後には、講義内容を復習・整理し、次回講義に向けて理解を定着させておくことが望まれる。 |
科目名(英語) | Comparative politics |
使用言語 | 日本語 |