研究各論 (ラテンアメリカ政治・経済)
開設大学 | 愛知県立大学 |
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科目コード | 240511 |
担当教員 | 小池 康弘(外国語学部教授) |
学年配当 | 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 4単位 |
曜日 | 金曜日 |
開講期間 | 通年 |
実施形式 | 未定 |
開講時間割1 | 1限 08:50 ~ 10:20 |
教室 | 長久手キャンパス |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~8/2,10/1~2/3 |
講義概要 | 研究各論(ラテンアメリカ政治・経済) ラテンアメリカ政治の歴史と理論 ・現代ラテンアメリカ諸国の政治・経済・国際関係を歴史的な視点から理解するとともに、理論的な分析視点を獲得する。 ・ラテンアメリカの現在の諸課題としてどのような問題があるか理解し、歴史的過程を学ぶことによって問題の背景を説明できるようにする。そのため、独立直後の1820年代から近年までのラテンアメリカ政治・経済の流れを国際情勢とも関連づけながら把握する。 ・ラテンアメリカの特定の国・地域の政治経済面の特質、その形成と変容の過程について具体的に理解する。 この授業では、①ラテンアメリカの政治・社会の諸問題や現状を把握し、②歴史の大きな流れをつかみ、過去の歴史がその後のラテンアメリカ政治、社会の形成や国際関係にどう影響しているかという視点から考える。そのため、最初に大まかに現状把握をしたのち、独立運動が本格化する1810年頃から約200年間のラテンアメリカ政治、社会、経済、国際関係の主な出来事とその影響を考察する。以上の大きな流れを理解した上で、最後にもう一度ラテンアメリカ政治・経済の近年の状況や主な課題について、「民主主義」「貧困と格差」「ジェンダー」「移民」などの視点から整理する。 前期の授業はラテンアメリカ政治史の流れを時系列的に理解し、重要なポイントを把握することがメインであるが、理論的な見方や近年のトピックにも触れていきたい。 なお、後期の授業では、理論的な側面や主なイシューごとに現代ラテンアメリカを分析していくので、そのための予備知識にもなる。 |
テキスト・参考文献 | 特定の本を教科書として指定しないが、少なくとも以下の2つは読んでほしい。その他、論文コピーなどを配布する場合がある。 1.オリヴィエ・ダベーヌほか『地図でみるラテンアメリカハンドブック』(原書房)、2017年 2.国本伊代『概説ラテンアメリカ史』新訂版(新評論)2003年 |
試験・評価方法 | ①毎回授業後に提出するリアクションペーパー(300~400字程度。400~700字程度のショートレポートの場合もある)60% ②期末レポート(いくつかの問題の中から2問(1問は全員必答、1問は選択問題)、それぞれ1500~2000字程度でまとめる)40% 期末レポートの課題は6月下旬に公表、8月上旬提出締切とする。 |
別途必要な経費 | 特になし。 |
その他特記事項 | 図書館などで内外の新聞などを読み、ラテンアメリカ関連のニュースをフォローしてほしい。また、比較的詳しく書いた授業レジュメを事前に配布するので、それを読んでおくこと。求められる標準的な授業時間外学習時間は1コマにつき90分程度である。各自ノートを作成すること。 高校世界史レベルの知識(近現代史)があった方が理解しやすいが、その知識がなくても理解できるように説明する。この授業を通じて自分自身にあらたな知識を蓄積してほしい。 近現代の世界史の大きな流れや、政治、経済、憲法などの問題に関心を持って主体的に学んでほしい。 この授業と合わせて、前期・金曜2時限「研究各論(南北アメリカ国際関係)」を履修すると国際関係論的な視点からさらに理解が深まる。 また、ラテンアメリカの政治や経済について、現代の主要なイシューに焦点をあてて分析的に学びたい場合は後期もひきつづき履修することを勧める。 |
科目名(英語) | Lecture (Spanish History) |
使用言語 |