社会学A
開設大学 | 大同大学 |
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科目コード | 242603 |
担当教員 | 松木 孝文(教養部教授) |
学年配当 | 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 月曜 |
開講期間 | 前期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 3限 13:00 ~ 14:30 |
教室 | 未定 |
募集定員 | 5 |
募集時期 | 4月 |
開講期間 | 4/8~7/26 |
講義概要 | 本講義は社会学の入門編にあたる授業である。 「社会」はどこからか取り出して「これだ」と示すことができない。また、立場が違えばその数だけ様々な社会のイメージが存在する。そうした見えない曖昧なものでありながら、個人に与える「社会」の影響は絶大である。そのため、「社会」なるものがどのような構造を持ち、どのような動きを見せるのかを学んでおくことは人生を戦い抜く上での大きな武器になることだろう。 授業序盤ではまず、上述の「構造と動き」を把握するために、社会学の「学説史」と「基礎理論」を学ぶ。一見すると堅く、役に立ちそうに無いという印象を与えるフレーズだが、100年以上を経て今なお現代社会の現象に納得いく説明を与えてくれる、珠玉の理論ばかりである。 中盤では、「身近な社会」の現実を把握するために「家族」を取り上げてみたい。この「家族」は、最も古く、最も強力で、これまでの人類史上絶えることなく続いてきた集団である(もし家族が失われた時代があったとすれば現代まで人類は続いていない)。この「家族」を社会学的に考えることを通して、受講者各位が人生における様々な困難に冷静に向き合えることを期待している。 授業の終盤では、社会における様々なイシューを取り上げ、思考実験をしながら社会学的な思考を身に着けていきたい。考えるべきこと、想像を巡らせると楽しい事は社会の至る所に転がっている。社会学の学習を通じて「世の中なかなか面白く、学ぶ甲斐のある楽しいものである」と感じてもらえれば幸いである。 [1]- イントロダクション:見えないものを科学する [2]- 近代とは何か [3]- 社会と変動 [4]- 個人と社会 [5]- 社会関係を分類する [6]- 社会を調査する [7]- 中間まとめ(中間試験を予定) [8]- 家族と社会1 [9]- 家族と社会2 [10]- 家族と社会3 [11]- グローバリゼーションと地域 [12]- 集団と組織 [13]- 貧困・格差 [14]- 日本の社会の今後 [15]- 講義まとめ |
テキスト・参考文献 | レジュメを配布する。 |
試験・評価方法 | 中間試験(30%)、期末試験(60%)、授業中の発言点(10%)で評価する。試験については、単に知識を問う問題だけでなく、授業内容をまとめたり自分なりに考察したりする論述問題も出題する予定である。 |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | |
科目名(英語) | |
使用言語 |