平和論
開設大学 | 名古屋市立大学 |
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科目コード | 240712 |
担当教員 | 平田 雅己(人文社会学部准教授)他 |
学年配当 | 1年, 2年, 3年, 4年 |
単位数 | 2単位 |
曜日 | 木曜日 |
開講期間 | 後期 |
実施形式 | 対面 |
開講時間割1 | 2限 10:40 ~ 12:10 |
教室 | 滝子キャンパス2号館306教室 |
募集定員 | 5 |
募集時期 | 4月, 9月 |
開講期間 | |
講義概要 | 「平和はだれかに願うものじゃなく、私たちが自分でつくるもの」昨年、本授業担当者が中心となって刊行された啓蒙的な書籍『ナゴヤ・ピース・ストーリーズ―ほんとうの平和を地域から』につけられた帯の言葉です。平和をキーワードに名古屋地域にゆかりのある出来事・人物・活動・課題をわかりやすく解説した本であり、人の魅力で地域を活性化させることを意図した異色の「まちづくり」本でもあります。平和の尊さは理解できるが、具体的に何をすればいいのかよくわからない、という声をよく耳にします。本授業の副題は「平和論」です。特に地域の目線で平和について考えることが本授業の大きな特色になっています。先述の書籍をテキストとして、広義の平和概念を意識しながら、この地域に関係する平和をめぐる諸問題を理解すると同時に、それらの解決のため私たち自身に何ができるのかについて考えることが本授業の主たる目的です。 1. 授業概要説明(平田雅己) 2. 個からつながる平和(平田雅己) 3. 戦争と平和の資料館ピースあいちの活動(ピースあいち館長・宮原大輔)司会・平田雅己 4. 服部夫妻と銃社会アメリカ:事件から30年(平田雅己) 5. 未来のために戦争体験を発掘・継承する:ブリッジ・フォー・ピースの活動を中心に(ブリッジ・フォー・ピース代表理事 神直子) 司会・平田雅己 6. 誰かの痛みを想像することで世界は変わる:芝居から学んだ、当事者として考えるということ(俳優/非戦を選ぶ演劇人の会・大月ひろ美)司会・阪井芳貴 7. 名古屋と沖縄・名古屋の沖縄(阪井芳貴) 8. チャールズ・オーバービーと日本国憲法第9条(県立高校英語教諭・鈴木桃子)司会・平田雅己 9. 悪魔の兵器「地雷」から考える「平和学」:カンボジアでの地雷撤去作業支援に関わって(一般財団法人CMCカンボジア地雷撤去キャンペーン愛知エリア責任者・山田勝己)司会・平田雅己 10. ピンポン外交と日中関係(名古屋テレビディレクター・村瀬史憲) 司会・平田雅己 11. 慰安婦問題を理解する1(菊地夏野) 12. 慰安婦問題を理解する2(菊地夏野) 13. 名古屋入管スリランカ人女性死亡事件を考える(シンガーソングライター・まのあけみ)司会・平田雅己 14. 放射能汚染からの避難体験(だまっちゃおれん原発事故人権被害訴訟・愛知岐阜原告団代表・岡本早苗)司会・平田雅己 15. 授業の振り返り・討論(平田雅己) ※ゲストスピーカーの人選や日程については変更可能性あり |
テキスト・参考文献 | 教科書として ・平田雅己・菊地夏野編『ナゴヤ・ピース・ストーリーズ―ほんとうの平和を地域から』(風媒社、2015年) を使用します。山の畑キャンパス生協書籍部にて販売します。事前に購入の上、毎回の授業に持参してください。各担当者が、それぞれの担当時間中に紹介します。 |
試験・評価方法 | |
別途必要な経費 | |
その他特記事項 | 【履修定員 40名】 |
科目名(英語) | |
使用言語 |