文化に見る歴史
| 開設大学 | 名古屋市立大学 |
|---|---|
| 科目コード | 260717 |
| 担当教員 | 川戸 貴史(人文社会学部教授) |
| 学年配当 | 1年, 2年, 3年, 4年 |
| 単位数 | 2単位 |
| 曜日 | 金曜 |
| 開講期間 | 後期 |
| 実施形式 | 対面 |
| 開講時間割1 | 5限 16:20 ~ 17:50 |
| 教室 | 滝子キャンパス2号館401教室 |
| 募集定員 | 5 |
| 募集時期 | 9月 |
| 開講期間 | 9/25~1/25 |
| 講義概要 | 歴史学における基本的な思考法を紹介するという視点から、主に社会経済をめぐる人々の動向や思考に注目しながら、日本文化の歴史について講義を行う。 歴史学は単に過去の事件を記憶(暗記)するだけに終始するのではなく、過去における人々の様々な活動から当時における社会構造を解明するものである。また、単に過去を考察するに終わるわけではなく、さらにはそこから現代社会が抱える諸問題について比較検討を行う論点を提示し、実際に議論をすることになる。講義を通じて、上記のような歴史学のエッセンスを味わってもらいたい。 また、貨幣は古今東西を問わず人間が生活する上で欠かせないモノである。そこで本講義では、そもそも社会にとって貨幣とは何のために存在するのか、過去の人々は貨幣やそれにまつわる経済活動についてどのような思考をしていたのかについて検討することによって、歴史を通じて多様な文化のあり方を見ていきたい。 1. 歴史学とはなにか、貨幣とはなにか・なぜ必要なのか:オリエンテーションとして 2. 日本の貨幣の誕生 有史以前と富本銭 3. 律令国家と貨幣発行の背景 4. 11~12世紀の渡来銭流入と日宋貿易 5. 12世紀末の渡来銭普及と朝廷 6. 12~13世紀の渡来銭大量流入と日本社会 7. 銭貨の普及と中世文化:銭を埋める、銭を投げる、「有徳人」 8. 信用経済と贈与にみる中世人の経済観念 9. 15世紀の日明貿易と明銭の流入 10. 社会秩序の動揺と貨幣流通秩序:「悪銭」とはなにか 11. 15~16世紀の海域アジアと日本貨幣(1):供給元としての明の動向と海域アジア、「階層化」と多元化する貨幣 12. 15~16世紀の海域アジアと日本貨幣(2):海域アジアの「倭寇的状況」と石見銀山 13. 15~16世紀の海域アジアと日本貨幣(3):貨幣史からみた石高制の成立 14. グローバル経済からみた近世貨幣の確立:「鎖国」と三貨制度の成立、藩札・私札の世界 15. グローバル経済と貨幣:メキシコ銀、マリア・テレジア銀貨、そしてこれからの貨幣 |
| テキスト・参考文献 | 教科書は指定しない。 |
| 試験・評価方法 | 受講態度、授業内容の理解度および、下記の項目について十分な理解を示すことができているかによって評価する。 1.歴史学の基本的な思考法を身につけるとともに、歴史文化について様々な情報を的確に理解すること。 2.日本社会および文化の歴史が日本列島においてのみ完結するのではなく、アジアあるいは地球規模で広く関わっているという視点を理解することにより、「国際交流」の持つ社会的意義を理解すること。 3.講義を通じて得た情報に基づきながら関連文献からさらに多くの知見を得る技術を磨くとともに、それらの情報を自らの言葉で的確に整理するようにできること。 期末試験(80%)、平常点(20%)で評価する。 |
| 別途必要な経費 | なし |
| その他特記事項 | 特になし |
| 科目名(英語) | |
| 使用言語 |
