映像史とアーカイブ
| 開設大学 | 名古屋文理大学 |
|---|---|
| 科目コード | 264203 |
| 担当教員 | 青山 太郎 |
| 学年配当 | 2年 |
| 単位数 | 2単位 |
| 曜日 | 木曜 |
| 開講期間 | 前期 |
| 実施形式 | 対面 |
| 開講時間割1 | 1限 09:00 ~ 10:30 |
| 募集定員 | 2 |
| 募集時期 | 4月 |
| 開講期間 | 4/6~7/23 |
| 講義概要 | 「映像」は20世紀以降さまざまなメディアを通じて私たちの文化や生活を形作っている。本講義は、映画誕生以前から今日至るまでに多様な発展を遂げてきた「映像」の歴史を概観しつつ、とりわけその時代ごとの表現方法がいかなる「リアリティ」を探求するものであったかを学び、そのアーカイブ映像を分析することを通じて、それぞれの作品に刻印された「リアリティ」と「欲望」のあり方を理解することを目指す。 1.イントロダクション|模倣として映像制作行為を捉えながら、映像史・メディア史を振り返る意義について、デザイン・リテラシーという観点から考える。 2.「見世物」のリアリティ|エジソンやリュミエール兄弟による「映画の発明」以前の映像(写真)技術・文化について理解する。また、発明当初作られていた初期映画がどのようなものであるかを技術・文化の両面から考える。 3.ナショナルメディアの系譜(1)|D.W.グリフィス以降の古典映画の歴史を具体的な作品分析とあわせて概観していく。ここでは特に第二次世界大戦以前のアメリカとソ連の映画史を確認し、映像と物語の接続、映画と近代国家の関係について考える。 4.ナショナルメディアの系譜(2)|D.W.グリフィス以降の古典映画の歴史を具体的な作品分析とあわせて概観していく。ここでは特に第二次世界大戦以前のアメリカとソ連の映画史を確認し、映像と物語の接続、映画と近代国家の関係について考える。 5.詩的映画の美学と政治性(1)|1920年代から芸術および大衆娯楽としての地位を高めてきた映画にみられる美的性質と政治性について検討する。ここでは特に第二次世界大戦前後のヨーロッパの映像史を取り上げ、理論的言説の確認とともに作品分析をおこなう。 6.詩的映画の美学と政治性(2)|1920年代から芸術および大衆娯楽としての地位を高めてきた映画にみられる美的性質と政治性について検討する。ここでは特に第二次世界大戦前後のヨーロッパの映像史を取り上げ、理論的言説の確認とともに作品分析をおこなう。 7.ポスト古典的映画の胎動 (1)|1940年代後半から世界各地でみられた「映画革新運動」の歴史を概観し、そこで称揚される「現代的映画」のリアリズムが古典的映画のそれとどう異なるのかを、アルフレッド・ヒッチコックとオーソン・ウェルズを中心に検討し、理解を深める。 8ポスト古典的映画の胎動 (2)|1940年代後半から世界各地でみられた「映画革新運動」の歴史を概観し、そこで称揚される「現代的映画」のリアリズムが古典的映画のそれとどう異なるのかを、イタリア・ネオレアリズモと日本の戦後黄金期の作品を中心に検討し、理解を深める。 9.ポスト古典的映画の胎動 (3)|1940年代後半から世界各地でみられた「映画革新運動」の歴史を概観し、そこで称揚される「現代的映画」のリアリズムが古典的映画のそれとどう異なるのかを、ヌーヴェル・ヴァーグの作品を中心に検討し、理解を深める。 10.ポスト古典的映画の胎動 (4)|1940年代後半から世界各地でみられた「映画革新運動」の歴史を概観し、そこで称揚される「現代的映画」のリアリズムが古典的映画のそれとどう異なるのかを、戦後のアメリカの映画史に登場する作品を中心に検討し、理解を深める。 11.テレビ的リアリズムと窓/鏡の比喩 (1)|戦後の映画革新運動の興隆と前後するように世界各地に登場したテレビメディアは、映画とは異なる歴史的文脈の中で発達してきた。その技術と文化を概観し、そのメディア論的性質について理解する。 12.テレビ的リアリズムと窓/鏡の比喩 (2)|戦後の映画革新運動の興隆と前後するように世界各地に登場したテレビメディアは、映画とは異なる歴史的文脈の中で発達してきた。その技術と文化を概観し、そのメディア論的性質について理解する。 13.テレビ的リアリズムと窓/鏡の比喩 (3)|戦後の映画革新運動の興隆と前後するように世界各地に登場したテレビメディアは、映画とは異なる歴史的文脈の中で発達してきた。その技術と文化を概観し、そのメディア論的性質について理解する。 14.映画の現代性についての特殊研究 (1)|戦後の映画史において重要な地位を占める「観察型」と呼ばれるドキュメンタリーの系譜がある。その潮流を形成することになる映画作家のひとりであるアラン・レネの出世作『夜と霧』を取り上げ、観察と想像の関係について検討し、現代映画の創造性について理解する。 15.映画の現代性についての特殊研究 (2)|戦後の映画史において重要な地位を占める「観察型」と呼ばれるドキュメンタリーの系譜がある。その潮流を形成することになる映画作家のひとりであるアラン・レネの出世作『夜と霧』を取り上げ、観察と想像の関係について検討し、現代映画の創造性について理解する。 |
| テキスト・参考文献 | 【参考図書】ベンヤミン・コレクション1:近代の意味 ヴァルター・ベンヤミン 筑摩書房 【参考図書】映像文化の社会学 長谷正人 有斐閣 【参考図書】中動態の映像学 青山太郎 堀之内出版 【参考図書】新映画論 渡邉大輔 ゲンロン |
| 試験・評価方法 | 授業参加態度 (30%) を授業ごとのリアクションペーパーで評価する。定期試験 (70%) において用語説明と小論文の結果を評価する(ただし場合に応じてレポート課題をもって代替することがある)。 |
| 別途必要な経費 | 特になし |
| その他特記事項 | |
| 科目名(英語) | |
| 使用言語 | 日本語 |
