シラバス詳細

シラバスカテゴリー
科目コード
学年
開講期間
開始時限
修了時限
大学
科目名
単位数
曜日
履修登録時期

中小企業論

開設大学 愛知大学
科目コード 260813
担当教員 鈴木 誠
学年配当 2年, 3年, 4年
単位数 2単位
曜日 金曜
開講期間 春学期
実施形式 対面
開講時間割1 2限 11:00 ~ 12:30
教室 豊橋キャンパス
募集時期 4月
開講期間 4/8~7/22
講義概要 産業自治としての中小企業政策
 テーマは「産業自治としての中小企業政策」です。この講義では、中小企業の現場が直面する諸課題とともに、とくに地方自治体の中小企業政策に焦点を当て、受講生の皆さんの身近な事例を取り上げながら、中小企業の存在意義と共に中小企業政策の意義、政策形成の方法、私たち一人ひとりの生活のみならず地域社会にとっての役立ち、そして経済がグローバル化する中で中小企業政策がまちづくりに果たす姿などを、具体的な事例分析を通して学びます。愛知県内には様々な中小企業が集積する都市があります。中小企業は人びとにとって働く場であるだけでなく、自然環境の保全や自然エネルギーの再生利用、さらに6次産業の形成など、資本と資源が循環する地域経済をつくる上げる重要な主人公と言い換えることができます。その中小企業等を軸に地域社会を活性化していくための中小企業政策を打ち立て実行することが、現代の自治体には強く求められています。大企業や海外資本の誘致に依存するのではなく、地域の人材と環境を活かしながら、かつまちづくりや環境再生に貢献する企業へと中小企業を導き、新たな社会的市場形成を支援することが、とても大事な時代となってきました。
 皆さんの中には、大企業に就職を希望する人が多いと思います。ただ、大企業も取引先となる中小企業が元気でなければ事業を継続することができません。地方自治体に就職を希望する人は、コロナ禍で事業の継続が困難になる現実に対して中小企業政策をどのように打ち立てるべきかを知っておくべきでしょう。そうした受講生の皆さんの参考になれば幸いです。
 なお、都道府県や経済産業省中小企業庁のホームページには、地域を支える中小企業の事例がたくさん紹介されています。例えば、愛知県では「愛知ブランド企業」としてユニークな中小製造業が多数紹介されています。中小企業庁では、各県ごとに『はばたく中小企業・小規模事業者300社』を紹介しています。受講者の皆さんも、ぜひ調べてみてください。

【内容・スケジュール】
 中小企業が現代経済・社会のなかで果たしている役割、中小企業を取り巻く諸問題、さらにその発展可能性について学ぶ。グローバル化、情報化、ネットワーク化の下、中小企業と大企業の関係や連携、中小企業と地域社会の関係、中小企業と雇用などがどのように変化しているのか、またその中で中小企業の自立的発展の方向性、中小企業政策の在り方がどう模索されているのかを、製造業を中心とする中小企業の経営実態、政府や地方自治体の中小企業政策、大学との産学協同などを実例にあげながら検討する。

第1回、講義のガイダンス(講義の進め方、事前準備、事後学習、評価方法などの説明)
第2回、現代の自治体産業政策としての中小企業政策の動向
第3回、事例分析:ユニークな京都市の「地域企業」戦略
第4回、事例分析:岡山県のジーパン戦略
第5回、事例分析:尾州毛織の産地戦略(愛知県一宮市)
第6回、事例分析から学ぶ中小企業政策
第7回、事例分析:静岡県西部の遠州綿産業政策
第8回、事例分析:福井県鯖江市の眼鏡産業政策のいま
第9回、災害と中小企業政策(中小企業BCP政策)
第10回、中小企業基本条例にみる自治体産業戦略
第11回、事例分析:愛知県刈谷市の中小企業政策
第12回、ウェルビーイングとは何か
第13回、ウェルビーイングと中小企業政策
第14回、中小企業政策としての商店街復権
第15回、総括と論点整理
テキスト・参考文献 【テキスト】指定しません
【参考書】文献としてはありませんが、毎回の講義事例については各自で調べておくことをお勧めします。
試験・評価方法 評価は、講義中に出す数回の課題レポート(毎時間ではない)の内容評価と、学年末試験の結果から総合的に判断します。
課題レポート内容を20%:15回中8回程度提出を求めます。講義終了前の20分程度を利用し、その日の講義の論点を課題として小レポートを書いて提出してもらいます。
定期試験期間中の試験結果を80%として、総合評価をします。
別途必要な経費
その他特記事項 日本にはたくさんの「産地」といわれる特定の産業が集まる地域があります。ウールの愛知岐阜の尾州、綿つむぎやお茶の静岡遠州、刃物の岐阜関、ジーパンの岡山小島、眼鏡の福井鯖江、航空機器部品の長野諏訪、ワインブドウの山梨甲州、海苔の熊本有明、小麦の十勝、皮革の東京隅田などなど無数にあります。皆さんもこうした産地の魅力、課題に関心を持ち、中小企業政策を通じてどのように産地の強化・革新を図ろうとしているかを考えてみてほしいと思います。
科目名(英語) Small and Medium Enterprises
使用言語

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